月刊アクションに連載中が開始された鈴木望先生の漫画「青に、ふれる。」。
今回は1話のネタバレについて紹介いたします。
生まれつき顔に「太田母斑(おおたぼはん)」と呼ばれる青いアザをもつ瑠璃子は、高校二年生の始業式で新たな担任の神田と出会う。ある日、神田の手帳を目にした瑠璃子はクラスメイトたちの特徴がびっしりと書き込まれてるのに自分だけ空欄なことに気づき、神田を問い詰める。しかし、神田は“相貌失認”という人の顔を判別できない症状を患っていて――。
以下、ネタバレ内容を含みます。
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青に、ふれる。1話ネタバレ
”あなたは自分の顔が好きですか?”
朝の慌ただしい玄関。マンションの8階に住む青山瑠璃子は学校へ登校するために靴を履いていた。
「あれ、ちょっと!瑠璃子!どうしたのその目!」
瑠璃子の顔の右にはアザがあった。
「ひじきまつ毛!」
母親にマスカラは安いものをどんどん買い換えろといわれた瑠璃子は、マスカラを落とそうとする母親を制して時間がないと出ていった。
「瑠璃子―――」
「おはよ七実」
ボブヘアーでジト目の七実は校門でクラス名簿を差し出した。
瑠璃子は七実と同じクラスである事を喜ぶが、七実はいい加減にしてと言った。しかし瑠璃子は七実の性格を知っていて、本当は嬉しいくせにと笑った。
「あたしまた出席番号1番だ」
「それよか担任・・・新卒でイケメンらしい・・・」
そう言われた瑠璃子は特に気にもとめずに受け流したが、七実は若造のイケメンに進路相談したくないと暗く言った。
「神田・・・なんて読むんだろう」
名簿の担任欄には「神田 野光」と書かれていた。
『2年制は集合写真を撮影します。各自中庭に移動してください―――』
中庭に七実と移動した瑠璃子は、担任らしき男性教師を見つける。若干癖のある髪型で、身体に合った高身長の教師に女子生徒が群がる。
神田の下の名前の読み方を尋ねる女子生徒に、神田は軽くあしらって二人の集合場所を教えた。
その様子を見ていた七実は、質問に答えろと悪態をつく。
「4組、主席番号順に並んでください」
そう言って1番の生徒から名前を呼んだ。
4組の1番は瑠璃子だった。呼ばれて近づく瑠璃子。風の抵抗で右目のアザが露わになる。そのアザをみた神田は目を見開いた。
「あ・・・青山さんはここに」
言われるままに瑠璃子は並んだ。
”昔は写真が大嫌いだった”
”あたしの顔には”太田母斑”と呼ばれる生まれつきの青いアザがあります”
射的屋でぬいぐるみを狙う瑠璃子。ナンパ目的のやんちゃな青年が瑠璃子に目をつけるが、瑠璃子のアザをみて立ち去る。
ぬいぐるみを抱いて歩いていると、瑠璃子の元同級生に出会い彼氏を紹介される。
「あれっお友達どうしたの?その顔・・・・・・」
指摘された瑠璃子は生まれつきだと説明した。
”顔のアザとはもう長い付き合いだ”
”コンプレックスなんて皆何かしら持ってるよね”
神田の授業中、瑠璃子は神田からの視線を感じた瑠璃子は前髪で右目を隠す。
体育の授業の為に教室でジャージに着替えていると、生徒が神田の話題で盛り上がっていた。
「時々めっちゃガン見してくるよね」
「あれで顔面偏差値低かったら即アウト!」
瑠璃子は自身を見ているのではないかと勘ぐった。
「てか七実のとこ!」
「うわー七実ー、超みられてるよー」
<・マッシュルームカット(黒)>
<・制服の袖余ってる>
<・派手なネイル(国旗?)>
<・靴下いつも柄物>
「ケンカ売ってんの・・・?」
紹介した生徒にガンをつける七実。否定して神田のメモだと教える。
「神田先生っていつもなんかメモしてるじゃん。さっき地学室で拾っちゃったんんだけど・・・」
そういって見せてきたメモ帳には各生徒の特徴がびっしりと書き綴られていた。
職員室では神田が脇目もふらずに物を探していた。そこに現れる一人のジャージを着た生徒。
「先生、これ落ちてました」
ぼんやりとした青いオーラが背と顔に漂う。
「あ・・・っと、ありがとうございます」
「青山さん・・・ですよね」
そう訊かれた生徒は、「”ですよね”ってなんですか?」とききつつ肯定した。
「先生って人のこと覚えるの苦手なんですか」
「そうですね。苦手です」
パラパラと神田のメモ帳をめくる瑠璃子。
「だったらなんで・・・?」
「なんであたしだけ空欄なんですか?」
めくられた番号1番の瑠璃子の欄は真っ白で何も書かれていなかった。
「欠けばいいじゃん!!青山瑠璃子!!顔に大きなアザ!!」
「いいじゃんメモで気ぃ遣わなくったって!!」
「アザがあるって書けばいい!!触れちゃいけないみたいなの一番ムカつく!!」
気が高ぶる瑠璃子に、神田はメモを取らなくても瑠璃子はわかると冷静に言った。神田の落ち着き様に瑠璃子も少し落ち着く。
「あたしの顔、初めて見たとき一瞬止まってましたもんね。こんなアザのある顔、覚えるの簡単だったでしょ」
瑠璃子は今までアザについて気にしてないように振る舞っていた。
他人からアザのことについて見ていないとか、アザの存在なんか気にしていないと振る舞われていることに嫌気が指していた。
本当は見たし気になったからそんな振る舞いをするのだと、嘘つきだと思った。
しかし、本当は瑠璃子自身が嘘つきだと自覚していた。
写真を取られることは今でも嫌い。アザのことについて謝られるとこっちのほうが恐縮する。
トイレの鏡の前でアイプチが失敗したとか胸が大きくなりたいとかその程度のコンプレックスがとても羨ましかったのだった。
”あたしなんて、いつも自分にまで嘘ついてる”
”あたしの顔は左側だけ”
「あぁ・・・言われてみると確かに。。。、アザだったんですね」
神田の思いもよらなかった言葉に言葉を失う瑠璃子。
神田は気にせずメモ帳に瑠璃子の特徴をかき始めた。
「青山さん。今”なんだこいつ”って顔してますよね」
神田に尋ねられた瑠璃子は素直に肯定する。
「その顔、僕には見えてないです」
言われて瑠璃子はキョトンとした顔をする。
「表情が変わったのはわかるのですが、僕にはその”顔”がわからないんです」
瑠璃子は言われて更に意味を問う。
「”相貌失認”知ってますか」
相貌失認とは平たく言ってしまえば顔がわからないこと。
全てが同じ顔に見え、個人が特定できなくなる。神田は親の顔も、自身の顔ですら認識できていない。神田は自身の顔がわからない事自体は良いと続けた。
「問題は他人の判別です。僕は普段、服装や髪型、持ち物、仕草などで判別しています」
瑠璃子はここで神田がいつも持っているメモの理由を知った。
「それと・・・顔のパーツになにか大きな特徴があると・・・。僕の場合、ホクロとか」
神田の左目の下にはホクロが一つついていた。
「アザとか?」
瑠璃子はそう言って、顔はわからないのにアザがわかるのは面白いと笑った。
しかし、神田は意外な返答をする。
「いえ・・・実は青山さんのそのアザ、オーラだと思っていました」
瑠璃子はここから何かがおかしくなっていくことを感じた。そんな瑠璃子に構わずに神田は真面目な顔をして話す。
「青山さんを判別できるのは、青山さんが特別なオーラをもっているからだ。と」
神田はとうとうきてしまったと続けた。
「普通の人は見えるものが見えない分、見えないものが見え・・・いや、視・えるようになってしまったかと。ちなみに青色のオーラです」
唖然としている瑠璃子を置いて、神田は青いオーラについて宇宙エネルギーとの関連があると説明し始める。
そんな神田に瑠璃子は思わず吹き出して笑ってしまった。
神田もオーラの説明をやめて、なぜアザをオーラと勘違いしたのかと頭をかいた。そして神田は瑠璃子に一言断りを入れると顔を近づける。
「あぁ・・・ほんとだ。どこかにぶつけたようなアザですね」
瑠璃子の右目周りをみてそういった。
神田はアザについて2,3質問をする。質問が終わると瑠璃子は神田にどれほど顔が見えているのかを質問する。
神田は顔は見えていないが、パーツで見ていると答えた。
「目、鼻、口。それと・・・赤くてなってますね」
神田に耳が赤くなっていることを指摘された瑠璃子は、結構見えている事をしって思わず教室から走って逃げていってしまった。
階段の踊り場まで走った瑠璃子は初めてまじまじと人から顔を見られたことに高揚していた。
踊り場にある鏡で改めて自身の顔と見つめあう。
”あたしはこの日、初めて知った。自分の顔をまっすぐに見る気持ち”
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青に、ふれる。1話感想
太田母斑と呼ばれる生まれつきのアザを持つ主人公の女子高生と、相貌失認という人の顔で個人を認識することができない新米教師との青春コンプレックス・ラブという見出しが載っていた本作。
女子高生でも、女子高生でなくても誰でも持っているであろうコンプレックスに、前向きに付き合っていくのがコンセプトのように感じられました。
二人は今後どう”コンプレックス”に向き合っていくのでしょうか?
次回、新米教師は生徒と上手くつきあうことできるのか?
まとめ
「青に、ふれる。」1話のネタバレについて紹介しました。
絵がきれい〜!女性向けと言った感じの漫画です。「青春コンプレックス・ラブ」ってどんなのかな?と思ったらぜひ絵の方も併せてお楽しみください!
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